ホンネのおかね

40代男性
収入保障保険って必要?

Topic

40代男性は多くの場合、家庭を持ち、子育てや住宅ローンの支払いなどに追われていることが多いのではないでしょうか。
この年代の男性は、仕事で重要な役職に就くことが増え、収入も安定していることが一般的です。

その一方で、仕事と家庭のバランスを取るために多忙な日々を過ごされていることと思います。

ただ、40代に入ると、健康状態に気を配る必要が増えてきます。この年代では、生活習慣病やストレス関連の病気が増える傾向にあります。

40代の男性にとって、家族の生活を安定させるための保険選びは非常に重要です。

特に、収入保障保険は被保険者に万が一のことがあった際に、遺族が毎月一定額の保険金を受け取ることができるため、経済的な負担を軽減するのに役立ちます。

本コラムでは、40代男性が収入保障保険を選ぶ際のポイントである「保険期間」と「給付金額」を決めるための5つのステップについて詳しく説明します。是非、適切な保険選びの参考にされてくださいね。

Index

1. 家族の生活費を把握する



生活費の内訳

まず、家族の月々の生活費を詳細に把握することが必要です。生活費には、次のような項目が含まれます。

住宅関連費用:住宅ローンの返済額、賃貸の場合は家賃、光熱費
食費:家族全員の食事にかかる費用
教育費:子供の学校の授業料、塾代、教材費
医療費:定期的な健康診断や予防接種、突発的な病気やケガの治療費
交通費:通勤費や家族の移動にかかる費用
娯楽・レジャー費:家族のリフレッシュや娯楽活動にかかる費用
保険料:他の生命保険や医療保険、自動車保険などの支払い

これらの項目を具体的な金額でリストアップし、月々の総額を計算します。これにより、家族が安定した生活を送るために必要な最低限の生活費が明確になります。

将来の生活費の見積もり

生活費は時間と共に変化する可能性があります。例えば、子供が成長するにつれて教育費が増加する一方、家計の収入も増えるかもしれません。
将来の変動を見越して、ある程度の余裕を持った金額を見積もることが重要です。

2. 公的保障を確認する



公的保障の内容

次に、公的保障がどの程度家族をカバーするかを確認します。日本には社会保険制度があり、以下のような公的保障が利用できます。

遺族年金:国民年金や厚生年金に加入している場合、契約者が死亡すると遺族に年金が支給されます。
労災保険:仕事中や通勤中の事故で死亡した場合に、労災保険から給付が行われます。
失業保険:契約者が失業した場合に、一定期間給付が受けられます。

これらの公的保障の給付額や給付期間を確認し、収入保障保険でどの程度の補填が必要かを判断します。

公的保障の限界

公的保障はあくまで基礎的な生活を支えるものであり、家族の全ての生活費をカバーするわけではありません。そのため、不足分を補うための民間保険が必要となります。

給付金額を決定する



必要な給付金額の計算

生活費と公的保障の差額を埋めるために、収入保障保険の給付金額を決定します。
例えば、家族の月々の生活費が30万円、公的保障で10万円がカバーされる場合、不足する20万円を収入保障保険で補う必要があります。

生活の質を維持するための金額

単に最低限の生活費を補うだけでなく、家族が今まで通りの生活を維持できるような金額を設定することが望ましいです。
これには、教育費や娯楽費も含めた総合的な生活費を考慮します。

保険期間を決める



子供の成長と教育

保険期間は、子供が独立するまでや、教育が終了するまでの期間を基準に設定することが一般的です。例えば、現在10歳の子供がいる場合、大学卒業までの12〜15年程度を目安に保険期間を設定します。

住宅ローンの完済時期

住宅ローンを抱えている場合は、その完済時期も保険期間設定の重要な要素です。
ローンが完済されるまでの期間を保険期間に含めることで、家族が住居を失うリスクを避けることができます。

退職年齢までの保障

多くの40代男性にとって、退職年齢までの収入を保障することが重要です。60歳や65歳の退職年齢を目安に保険期間を設定し、退職後の生活設計も考慮します。

5. 保険料とのバランスを取る



保険料の確認

収入保障保険の給付金額と保険期間を決定したら、それに対応する保険料を確認します。保険料は月々の支出となるため、家計に無理のない範囲で設定することが重要です。

保険料を抑える工夫

保険料を抑えるための工夫として、次のような点を考慮します。

給付金額の見直し:必要最低限の給付金額に設定することで、保険料を抑えることができます。
保険期間の短縮:必要な期間に限定することで、保険料を減らすことができます。
複数の保険商品の比較:異なる保険会社の商品を比較し、最適なものを選ぶことが重要です。

付帯サービスの確認

収入保障保険には、保険料に加えて様々な付帯サービスが含まれることがあります。
例えば、無料の健康診断や相談サービスなどです。これらのサービスも考慮し、総合的にコストパフォーマンスの高い保険を選びましょう。

まとめ

40代男性が収入保障保険を選ぶ際には、家族の生活費を把握し、公的保障の範囲を確認した上で、適切な給付金額と保険期間を設定することが重要であることをお伝えしました。

また、保険料とのバランスを取ることで、家計に無理なく安心できる保障を確保することができます。これらのステップを踏むことで、家族の将来をしっかりと守る収入保障保険を選ぶことができるでしょう。

定期的な見直しを行い、最適な保険プランを維持しましょう。
収入保障保険は、家族の安心を支える大切な保険であることをご理解頂き、自分に合ったプランを選んでくださいね。