自動車保険の「等級」が上がると保険料が安くなる!
どうやって上がるの?下がってもまた上がるの?
Topic
自動車保険で耳にする「等級」という言葉。
「保険を使うと等級が下がる」「一年間保険を使わないと等級が上がる」など、なんとなく知っている方も多いと思います。
しかし、この等級制度というものが一体どんな制度なのかご存知でしょうか?
本コラムでは、自動車保険の等級制度についてお伝えしていきます。
知っている方はさらに詳しく、あまり知らなかった方は、本コラムを参考にして、ぜひ覚えてみてください。
Index
自動車保険の等級について知ろう!
自動車保険の等級制度とは、端的に言えば割引制度のようなものです。
自動車保険に加入し、事故を起こさずにいると、割引率も高くなります。
等級は、1級から20級(一部の共済では22等級)まであり、等級が上がるほど保険料が安くなる仕組みになっています。
6等級よりスタート
初めて自動車保険に加入する場合は、6等級からスタートします。
その後、事故を起こさなかった場合、1年間経つごとに1等級ずつ上がり、事故を起こした場合は等級が下がります。
また、等級は保険契約を継続する限り上昇し続けます。
等級制度とは?
等級制度は、事故を起こした経験のないドライバーには保険料を安くすることで安全運転を促し、事故を起こしたドライバーには保険料を高くすることで事故の再発を抑制するために設けられています。
安全運転で事故を起こさなければ保険料の節約にも繋がるという仕組みです。
等級はどうやったら上がるの?
では具体的にはどうやったら階級が上がるのか、詳しく見ていきましょう。
等級が上がるためには、次の条件を満たす必要があります。
①1年間無事故で保険を継続する
先程の説明でも述べましたが、安全運転を意識し、無事故・無違反を継続し続ければ毎年階級は上がり続けます。
※等級は1年間で2等級以上は上げることができません。
②事故を起こした場合でも保険を使わない
修理費用が小さい事故の場合、保険を使わないという選択があります。
そのため、事故が起こっても保険を使わなければ、等級を上げることができるのです。
ただし、等級を気にして保険を使わない選択がベストなのかは、しっかり見極めたうえで保険を使う、使わないを決めましょう。
③等級が下がるような違反をしない
等級は、保険の契約更新時に1つずつ上がります。
事故だけではなく、自動車での違反も無ければ等級は上がります。
また、20等級まで上がると、保険料は約63%割引されますので
無事故で違反もせず保険を継続することで、保険料を大幅に節約することができます。
等級が下がった場合、また上がることはあるの?
もしも、事故や違反で等級が下がってしまった場合には、また上がるのでしょうか?
結論からお伝えすると、自動車保険の等級は下がってもまた上がります。
事故を起こした場合
事故を起こした場合は、事故の等級に応じて等級が下がります。
例えば、自損事故を起こした場合は1等級、他人に損害を与えた事故を起こした場合は、3等級下がります。
等級は戻るの?
等級は、下がってもまた上がりますが、下がると元の等級に戻るまでに時間がかかる場合があります。
例えば、3等級下がってしまった場合、元の等級に戻るまでには3年かかります。
無事故・無違反を続けることができれば、一度等級が下がったとしてもまた上がります
保険会社を乗り換える場合の注意点
自動車保険の等級は、保険会社の乗り換えに影響することもあります。
保険会社の乗り換えを検討している場合は、等級も考慮して選ぶようにしましょう。
もし、自身で判断が難しい場合や分からないことがある時は、プロに相談してみましょう。
まとめ
自動車保険の階級についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
等級制度は、自動車保険の保険料を節約する上で重要な要素です。
事故を起こさずに1年間過ごすことで、保険料を最大で約6割程度節約することができます。
また、等級制度は、安全運転を促進し、事故の再発を抑制する効果もあります。
無事故・無違反に気をつければ、等級が上がり続け保険の節約にも繋がるのは、いい事尽くしではないでしょうか?
事故や違反は気持ちも落ち込んでしまいますね。
20等級を目指すことで保険料も大幅に節約ができるので、ぜひ安全運転につとめてくださいね!