自動車保険ってどんな保険？
４つの補償内容の特徴について、詳しくお伝えします！
Topic
車社会となった現代。
特に公共交通機関などが少ない地域での車保有率はとても高く、
一家に１台ではなく、１人１台という家庭もあるかと思います。
それほど身近にある自動車ですが、車を運転するドライバーにとっては、
どんなに気をつけていても事故に遭う危険性や、巻き込み事故に遭う可能性はあります。
万が一事故にあってしまったとき、加入している自動車保険が使えない…
そんなことがないように、本コラムでは、自動車保険について基礎からご説明していきます。
自動車を保有されている方は特に知っていただきたい内容ですので、最後までご覧ください。
Index
自動車保険とは？
自動車保険は、自動車事故によって発生した損害に対して、保険金が支払われる保険です。
強制加入の自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）と、任意加入の自動車保険（任意保険）の２つに分類されます。
自動車損害賠償責任保険と任意加入の自動車保険の違いとは？
では、２つの保険のそれぞれの役割と補償内容について詳しく見ていきましょう。
■自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）
自動車を運転するすべての人が加入する必要がある保険で、
自動車事故によって他人にケガをさせた場合や、他人の車を壊した場合に、その損害を補償する保険です。
この保険は、相手へのケガ（対人）と相手のモノ（対物）しか補償されておりません。
しかも、補償額の上限があるため、大きな事故の際は補償額が足りなくなってしまいます。
その補償を厚くするのが、任意保険です。
■任意加入の自動車保険（任意保険）
自賠責保険で補償されない損害を補償する保険で、
主に、対人賠償保険（対人）、対物賠償保険（対物）、車両保険、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、弁護士費用補償保険などがあります。
自動車保険に加入しておくことで、万が一の事故が起きた場合、手厚い補償を受けることができます。
自動車保険の基本的な４つの補償内容
ここでは、上記でご説明した自動車保険の保障内容を一つ一つご説明しています。
①対人保険
自動車の運転により、相手方やその同乗者にケガをさせた場合の損害を補償します。
②対物保険
自動車の運転により、相手方の車やモノを損壊させた場合の損害を補償します。
③人身傷害保険
自動車の運転により、自分や同乗者が死傷した場合の損害を補償します。
④車両保険
自動車の運転により、自分の車が事故や盗難で損害を受けた場合の費用を補償します。
加入しておきたいオプション(特約)
これらの基本的な補償の他に、任意で加入できる補償もいくつかあります。
基本的な保険にプラスすることで、もしもの時の強い味方になってくれることもあるオプションです。
①弁護士費用補償保険
交通事故や労災事故の他にも医療過誤など、法律上のトラブルに巻き込まれた場合に、弁護士費用を補償する保険です。
②ロードサービス
自動車が故障や事故で動けなくなった場合に、修理やけん引などをしてくれるサービスです。
③盗難保険
盗難にあった場合に、その損害を補償する保険です。
④無保険車傷害保険
無保険車、もしくは自賠責保険しか加入していない相手方との交通事故の場合の損害を補償する保険です。
⑤自転車事故補償保険
自転車事故で自分がケガをした場合の損害を補償する保険です。
こちらは自転車に乗る方におすすめの保険です。
まとめ
自動車保険について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
自動車保険は、自動車を運転する全てのドライバーが加入すべき保険です。
当たり前のように運転していても、いつ凶器に変わるか分からないのも自動車です。
安全運転第一なことに代わりはありませんが、
万が一の備えに自分に必要な補償内容を検討し、適切な自動車保険に加入しましょう。
自動車保険についての補償内容やオプションなど、もっと詳しく知りたいという方は、
ぜひ一度、保険外交員やFPにご相談してみてくださいね。
